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薬剤師ぷふまる
旅と温泉が好きな薬剤師です。
温泉はとくに炭酸泉が大好き。泡が付けばつくほど喜びます。

このブログでは、温泉の中でも温泉水を飲む「飲泉」に注目して、薬剤師目線で書いていきます。

【世界遺産】ベルギーSPAで飲泉。スパと温泉の違いは??②

前回の記事で、私のSpa旅行を紹介しました。

今回改めて調べてみると、当時は知らなかった情報が得られたので共有しますね。

目次

テルメドスパの楽しみ方

公式サイトを参考にしています。

プールの他に予約制のトリートメントがあります。
日本でも見られるようなエステやトリートメントもありますが、
気になったのは炭酸風呂と泥炭風呂。
これからいく人は是非試してみてほしいです。

炭酸風呂(Carbonated bath)

36℃に暖めたマリー=アンリエット炭酸泉の源泉を使用しているお風呂です。

トリートメントとあるように一人ずつ個別のバスタブで入浴します。
炭酸でお肌を柔らかくする効果があります。

公式サイトの写真を見るだけで入りたくなります。

泥炭風呂(peat bath)

泥炭はあまり聞かない言葉だけど、ウイスキー好きな人ならご存じでしょうか。
湿原で数千年にわたって蓄積された「石炭になりかけの泥」
と言われていて、たくさんの微量元素含みます。

この泥炭とマリー=アンリエット炭酸泉とを混合し、40℃に加温したお風呂。
泥炭と炭酸を混ぜるなんてレアすぎるお風呂です。
リウマチや関節炎の痛みに効くといわれています。
提供される曜日が限定されているようなので注意が必要ですね。

公式サイトの説明では、「40℃だけど熱伝導率が低いから入っても火傷しませんよ」ということが書いてあり、
日本人は40℃超えのお湯に普通に入るんだけどな。と思ってしまいました。
熱いお湯への入浴文化の有無が、温泉とスパの違いにつながるような気がしています。

公式サイトには
「チョコレートクリームのような肌触り」と記載があり、ますます興味をひかれます。

このテルメは現代風のウェルネスプールと伝統的なハイドロセラピーを融合させて、
リラックスを提供してくれる施設です。

そしてここに行けば言えますよ。
「私はスパのスパに行ったのだよ」と。

「スパ」と「温泉」の言葉の定義

「スパ」と「温泉」の違いを考える前に言葉の定義を確認したいと思います。

スパ
鉱泉。温泉。また、それを利用した保養施設。

温泉
①地熱のために平均気温以上に熱せられて湧き出る泉。多少の鉱物質を含み、浴用または飲用として医療効果を示す。硫黄泉・塩化物泉・二酸化炭素泉などがある。日本の温泉法では、泉温セ氏25度以上か、1キログラム中に溶存物質を1グラム以上含むものなどをいう。いでゆ。
②を利用した浴場。また、それがある地域。

(広辞苑 第七版 岩波書店より )

スパの語源については二つ説があります。
ベルギーの街、Spaという鉱泉場の名前に由来するという説。
ラテン語の「Salute Per Acquaintance」(水の力で治療する)の頭文字をとったという説。

spa
noun
1. a mineral spring considered to have health-giving properties.
“the Victorian spa town of Buxton”
2. a bath containing hot aerated water.

onsen
noun
(in Japan) a hot spring, or a resort that has developed around a hot spring.

(Oxford Languagesより)

温泉に比べてスパは使われ方がいろいろあるので、言葉の定義を捉えることが難しいところがあります。

「スパ」と「温泉」のちがい

こうして定義を並べてみるとスパには温度の定義がなく、
温泉は「地熱」「Hot」といった記載があることがわかります。

Spaをみてもわかるようにヨーロッパの鉱泉は温度が低いものが多いです。
学術的に、日本は火山性、ヨーロッパは非火山性の鉱泉が多いためと考えられています。
低い温度の鉱泉を利用するには、
飲用にしたりプールでアクティビティを楽しむという方法が相性がよさそうです。

この記事を書くためにSpaを調べてきて、
「ハイドロセラピー」という言葉が度々出てきました。
「水治療」と直訳されるこの言葉には、
水に浸かる以外にも、飲む、水の中で体を動かすといった広がりを持っています。

一方で、温泉は文字通り「温」と入っているし、
定義からも温かい、熱いことが前提になっています。
環境省が示す温泉の定義では、
25℃以下でも成分が規定以上入っていれば温泉と認められるのですが、
温泉に行ってぬるい湯ばかりだとがっかりしてしまうのではないでしょうか。

日本に入浴文化が根付いているのは、高温の温泉が全国に湧きでていて、
ゆっくりお風呂に入り体を温めることができたから。
そう考えられるくらい、日本にはいたるところに素晴らしい温泉があります。
温泉入浴で得られる「あたたかい湯で体を温める」ことも
もちろんハイドロセラピーに入るでしょう。

結論として、

「スパ」は水の使い方に重きを置いていて、
「温泉」はお湯の温かさの使い方に重きを置いている、それが両者の違い。

こんな考え方があってもよいのではないでしょうか。

みなさんもSpaに行ったら是非二つのちがいについて考えてみてください。

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この記事を書いた人

旅と温泉が好きな薬剤師です。
温泉はとくに炭酸泉が大好き。泡が付けばつくほど喜びます。

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